インドへ旅行する時にまず心配になるのが病気や体調不良になる事なんじゃないかなぁと。
いろんな人の経験談を聞いたりしても下痢はお約束ですよね。坂口憲二もサーフトリップでインドに訪問したとき、中華を食べて洗礼を受けてました。「海から見た、ニッポン 坂口憲二の日本列島サーフィン紀行」の最終章あたりで見ることができます。
なので軽い下痢は覚悟の上だけど本気の感染症（入院や死亡レベルのもの）はマストで避けたい！
ネットで調べたところ心配なら予防接種受けた方が良いですよとのこと。ということでわたしも予防接種というものを受けてきたのでまとめてみましたよ〜。

在インド日本国大使館が進める予防接種

インドに日本人が行く際に、オススメの予防接種について、在インド日本国大使館のサイトで、わかりやすい表がアップされてました。

旅行者の箇所をまとめるとこのようになります。

A型肝炎…◎

B型肝炎…△

破傷風…△

日本脳炎…△

腸チフス…◎

狂犬病…△

在インド日本国大使館のホームページ

インドで体調不良って具体的にどうなるの？

まず、インドで多い感染症や体調不良はこのようになっています。体調不良が不良過ぎて恐ろしいです。

（１）消化器感染

お水が不衛生です。その水を飲んで感染してお腹を壊します。A型肺炎、腸チフスの予防接種を受けて防ぎます。

（2）デング熱・デング出血

蚊が媒介となり高熱が出ます。体内からウィルスが消滅すると治ります。予防接種は国内には無いそうで日本で予防をできないみたいです。あまり死なないんだけど稀に死ぬ場合もあります。（！？）症状については個人差の大きい感染症ですね。運なのか・・・。じゃあ感染する人としない人の違いって何？

「人の体に侵入するウイルスの量と免疫力の違いですが、ウイルスの量を減らすことは不可能。つまり、症状の有無を左右するのは免疫力で日頃から高いレベルをキープしておくことです」（東京医科歯科大名誉教授・藤田紘一郎氏＝感染症学）
参照元

厚生労働省のホームページでも詳しく書かれています。

（3）狂犬病

狂犬病って、飼ってる犬に定期的に打つ予防接種じゃなかったっけ？実際私が買ってたワンコに打ってたし。と初め人間が打つことに不思議に思ってました。調べてみると人に感染した時の症状がめちゃめちゃ怖い。そして予防接種をしていないと確実に死にます。。。

犬などの動物に噛まれ、ウイルスを含んだ唾液が傷口から体内に侵入し、ウイルスが体内に潜伏し、短いと1か月～3か月で，長い場合は1年～2年後に発症します。発症した場合はほぼ100％死亡すると言われています。症状は発熱，頭痛，嘔吐などに始まり，次いで筋肉の緊張，けいれん，幻覚が現れます。水を飲むとのどがけいれんをおこし（恐水症），冷たい風でも同様にけいれんをおこし（恐風症）、死に至ります。また、狂犬病という名称ですが，犬に限らず，猫やイタチ,リス,サル等他の哺乳動物からも感染することがあります。

インドの生活情報

さらに、予防接種をしたら噛まれて大丈夫って訳ではなく、即病院に行き迅速な対処が必要になります。なので犬や動物には絶対近づかないこと！！これ大切ですね。

私が受けた5つの予防接種

海外行くのにあたり受けた方がよい予防接種は実はすごく沢山あって、心配性の性格の人は沢山受けると思います。また逆に１つも受けない人もいるそうです。

半分は天に任せ、私はこの5つを受けることにしました！

A型肝炎、腸チフス、狂犬病

まず、この３つは最初にインドで多い感染症で紹介している通り、その状況を避けるべく接種は欠かせません。

破傷風

傷口から菌が入り込んで感染します。わたしは大人になっても色んなとこでケガや生傷を作るので、念のため受けることにしました。またハイキングやスポーツを向こうでもしたいのでケガのリスクは高いです。

厚生労働省

日本脳炎

デング熱ではないのですが、こちらも蚊を媒介にブタから人に感染します。日本脳炎という名前なのにインドでも流行しています。インドで100%蚊に刺されないのはムリでしょう。そしてこちらも感染すると恐ろしすぎるので受けることにしました。

発症した方の20～40％が亡くなってしまうといわれています。また、生存者の45～70％に精神障害などの後遺症が残ってかしまうといわれています。 厚生労働省

確実に保証されない予防接種

私は大阪市都島にある、大阪市立医療センターで受けました。年末の手術ではとてもお世話になった病院なので親近感と安心感でなんとなくこちらにすることに。

ちょうど定期検診で病院に行く機会があり、予防接種を受けたいと受付のかたに伝えたところ、電話でしか予約できないので予約センター（0669293634）に電話してくださいと。渡航者ワクチンについてホームページ

同じ病院内なのになぁと違和感ありつつ電話で予約をしました。最短で3週後とのことで超人気の予防接種の予約をとりました。

当日、接種前に熱を測って問診票を書きました。注射はどこでも良いらしく両肩に適当にブスブスと刺されました。痛くはないです。

ドクターは注射針を刺しながら、「インドってハマる人とそうじゃない人と分かれるみたいだね～～。タージマハルとか行くの～～？そんなに長期で行って仕事は大丈夫？」とこちらから何も話題を振ってないのにベラベラ話しかけてきました。久々に不愉快指数が許容値を超えた。。。
「摂取するにあたって答える必要あるのですか？」と切り返せたら良かったのにそれができなかったのが悔しくてずっと引きずってしまった。

それ以外に必要な会話として言われたのが「予防摂取を受けたからと言って確実に感染しないとは言えない」と。でも受けないと確実・不確実も何もないよね。

現地の病院で見せれるように英語表記の記録書を発行してもらって、もやもやしてたのでカフェでケーキ食べて帰りました〜笑

3回受けないと意味ない？

3回も！？って驚くのですが予防接種についてまず基本的な理解が必要です。
2回接種すると基本免疫がつきます。（種類によっては1回で良いものもあり）そして3回目で長期間の免疫をつけることができます。
う〜ん？じゃあ2回だけじゃ効果はないの？って思うのですがそうでもありません。約1年間の恩恵を受けることができます。
さらに2回の基礎免疫は消えないのはありがたいところ。なので、3回目の接種からの効果についても長期と言えど期限がありますので、2回目の接種から1年以降に海外に行く予定がたった時点で3回目の予防接種をうつと効率的（経済的）です。
有効期限はこちらの表が分かりやすい。

気になるお値段は？

でもぉ、お高いんでしょう〜？はい、お高いです〜（泣）腸チフス以外、各2回摂取しまして計7万円弱です。しかし命には変えれませんもんね。
Ａ型肝炎 7,020円
腸チフス 7,020円 ※一回のみでオッケー
破傷風 3,780円
日本脳炎 6,480円
狂犬病12,420円※噛まれた場合、5回打つ必要がある
料金表はこちら